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2015-07

人間の気持ちもわからないで。

暑い夏がやってきた。

子供のころは、夏の朝はセミのジーーという鳴き声で起こされたものだ。

庭には桜の木や梅の木や柿の木や美味しい蜜を出す木がいっぱい。

アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ・・・

数えきれないほどのセミがわんさかよってきた。朝っぱらから大合唱だった。

騒々しいが夏の風物詩として何の気もなく受け入れていた。

で、今年は「クルッポ~クルッポ~」・・・なんと鳩だ。

鳩がベランダに早朝訪れるようになった。

1羽、2羽つがいなのか。毎日窓を開けて追い払う。バタバタバタ飛び立つも次の日も

またその次の日もやってくる。

きっと私が出かけた後は追い払われることもないのでのんびりくつろいでいたのだろう。

ある日姿が見えなくなった。どこか場所を変えたのだろうか。とりあえず良かった。

ではなかった。やられた。敗北。

ベランダの隅の室外機の横に卵を産み付けられた。ウズラの卵より大きめの白い卵が2個。

こんなことされたら、もう追い払えないじゃないか。しかも親鳩がジッとこちらを見つめて

身をひそめながら卵を温めている。

クーラーもつけられないし、窓を開けることもためらわれた。

とにかく無事生まれることを願って。時々様子をうかがった。

しかし、ある日卵2個をポツリと残し親鳩は消えいていた。

エサでも探しに行っているのか。そのうち返ってくるだろう。

2日、、3日、、1週間経っても戻って卵を温めている気配はない。

放棄したか。代わりに温めることもできず3週間目の台風の日泣く泣く卵を片付けた。

もう二度と鳩にこのベランダは貸さないと決めた瞬間だった。

 

 

 

 

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